私が帽子をかぶる訳

つじ恵からのメッセージ

つじめぐむが帽子をかぶる訳

つじ恵

豊橋市、田原市の皆さん。れいわ新選組のつじ恵です。
私は、昨年9月以来、早朝から駅前や街頭でのチラシを配り演説をしています。
私が毎朝の演説の際に時々思い出すのは、宮沢賢治の詩です。
中学時代に賢治の「雨にも負けず」に感銘を受け、折に触れて口ずさんできました。

雨にも負けず 風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ
丈夫なからだを持ち
欲は無く決して瞋(い)からず 
何時も静かに笑っている …
あらゆる事を自分を勘定に入れ
ずに良く見聞きし判り
そして忘れず …
東に病気の子供あれば行って看
病してやり 
西に疲れた母あれば行ってその
稲の束を背負い 
南に死にそうな人あれば行って
怖がらなくても良いと言い
北に喧嘩や訴訟があればつまら
ないからやめろと言い…
皆にデクノボーと呼ばれ
誉められもせず 
苦にもされず 
そういう者に 私はなりたい

れいわ新選組の結成の宣言を読んだときに、れいわ新選組の基本理念はこの「雨にも負けず」に通じていると思いました。

つじ恵

これが、れいわ新選組が目指す国の姿です。
私は明日も賢治のように帽子をかぶって、この気持ちでビラを配り街頭で演説します。

つじめぐむのライフワーク

つじ恵

弁護士44年、政治家21年

私は、弁護士として44年、政治家(衆議院議員2期)として21年の活動を通じて、ライフワークとして国家権力の理不尽を許さないという活動に取り組んできました。

弁護士としては、国家権力の理不尽の典型としてのえん罪に対して司法の場で闘い、この闘いをさらに現実の国と社会の中で実現するために、政治家として、国会の場で闘ってきました。

えん罪事件を無罪判決へ

私は弁護士時代、様々な個人、会社や人権事件に取り組む中で、国家権力の理不尽さの典型がえん罪事件だと考えて、数多くの刑事事件の弁護活動を行ってきました。二度にわたり懲役15年を求刑された被告人の無罪判決を勝ち取り、政治家になってからも、司法に関する理不尽に目を光らせ、2003年4月の鹿児島県議選での選挙違反事件(志布志事件)を「えん罪では?」と衆議院法務委員会で追及し、被告人13人全員の無罪判決に導きました。

志布志事件はテレビドラマ化され、被疑者取調べの全過程の録音録画を義務付ける可視化要求の象徴となり、私が与党の衆議院議員のときに可視化法案として立法化しました。

故赤木俊夫さんの妻雅子さんの代理人として

最近では故安倍元首相の「私や妻が関係していたとすれば総理大臣も国会議員もやめる」との国会答弁から始まった「森友学園をめぐる決裁文書の改ざん」によって、財務省理財局長の改ざん命令に従わされたことを苦に自殺を余儀なくされた近畿財務局の職員赤木俊夫さんの妻の雅子さんの代理人として、佐川宣寿元理財局長らを刑事告発しました。

国家権力の私物化が強まる中で、弁護士資格を有する政治家としてさらに強い決意でライフワークに取り組む覚悟です。

つじめぐむに関する書籍

私が執筆した書籍を何冊か紹介します。

第一は、「デッチ上げを許さない志布志選挙違反事件の真実」(2008年・イプシロン出版企画)です。上述のえん罪事件の雪冤の闘いの詳細を明らかにしたものです。

第二は、「政権崩壊 民主党政権とはなんだったのか」(2013年・角川書店)で、作家の故宮崎学さん、ジャーナリストの青木理さんと私が編集したもので、私は、検察・マスコミはなぜ執拗に民主党を攻撃してつぶそうとしたのか、民主党はなぜこの攻撃に一体となって闘うことができず分裂したのか(させられたのか)など民主党政権崩壊の実相を分析し、必ずもう一度本物の政権交代を実現するために何が重要であり、肝の据わった覚悟を持った政治家の塊を創る必要性について、「民主党政権私史」というタイトルで執筆しています。

再度の政権交代の核心はどうあるべきなのか、そのために私はどう闘うのかという、れいわ新選組衆議院愛知15区総支部長として現在の私の政治的確信の基本となる内容となっています。

 第三は、「道義あふれる国へ 「美しい国へ」の欺瞞を撃つ」(2007年・イプシロン出版企画)で、保守の論客として知られた故西部邁さんとの対談本です。「戦後レジームの転換」を主張して戦前の国家体制を賛美した第一次安倍政権の掲げる「美しい国へ」を全面批判したものです。

私は、「道義」とは人の踏み行うべき正しい道であると同時に日本と日本人の在り方を歴史・伝統・文化に踏まえて未来に照らす際の筋を意味するものと考え、「道義」という言葉をこの国の価値の基本に据えたいと訴えました。

対談は、「自由」とは、「民主」とはなにか、改憲大論争、核武装是か非か、規制改革と官僚支配等多岐にわたり、西部さんからは政治の欺瞞を糺すための政治家が保有すべき義について貴重なご示唆を頂き、現在もその意味を噛みしめています。

つじ恵に関する書籍