豊橋市前芝海岸・六条潟の「みなと塾」

つじ恵”推しです”活動

豊橋前芝の干潟「六条潟」

先日、三河港が自動車の輸入が盛んという記事を書きましたが、今日は三河湾の豊かな自然、その中でも豊橋市前芝町の海岸について書いてみます。前芝町は愛知県東部を流れる豊川の河口にあり干潟「六条潟」が広がる地域です。その干潟はかつては「あさりがどさまく(たくさん)採れた」といいます。

今回、何故この干潟「六条潟」を話題にしたかというと…

コミュニティラジオでお聴きした声が (・o・) 

僕は普段、仕事中などもラジオを聴いてます。

聴いているのは主にNHKまたは豊橋市のコミュニティFM「やしの実FM」です。

かつてはNHKラジオ第一をつけっぱなしでしたが、最近の政府広報みたいなニュースコンテンツ、スポーツ中継の無駄な絶叫、タレントが騒いでるだけのやかましい番組が増えウンザリし地元のコミュニティ放送を聴くようになったんです。

そんな「やしの実FM」の番組で月に1回お話してくれる方で「みなと塾の加藤さん」という方がいらっしゃいます。番組パーソナリティのモエモエさんと加藤さんがお話しされている前芝海岸のお話、六条潟のお話、加藤さんが活動されているみなと塾のお話を興味深く聴いていました。

ある日、つじ恵さんを応援するための10人ほどの集まりがあったときのことです。お隣に座られたのが加藤さんという小柄な男性でした。初めてお会いする方で年恰好は僕の父より年下かな?という感じ。

その集まりで隣の加藤さんが何か発言するたびに…

どっかで聞いたことある声だなぁ(・_・?)

と感じていました。と、話の中で「前芝」という地名が出てきました。

あー!ラジオに出てくる加藤さんだσ(^∇^ヾ)

会議終了後、お隣の加藤さんに…

あの、やしの実FMでモエモエさんとお話しされている加藤さんですよね?

と、たずねると、ちょっとびっくりした顔をされて…

ほぅ、あんな番組、聴いとる人おるだのん。

と、お話しされました。聴いてるって( ̄︶ ̄;)

みなと塾の活動

そんな加藤さんが代表を務められているのが「みなと塾」です。80代の加藤さんが子供のころはこの前芝地区は半農半漁の集落でしたが、豊かな栄養を運んでくれた豊川の治水が進んだこと。高度成長期の三河港の整備に伴い自然豊かな六条潟はすっかり姿を変えてしまいました。

かつての豊かな六条潟を知る加藤さんは、そんな前芝、六条潟がどんどん変わってしまうことに危機感を覚え2003年にみなと塾を発足し環境学習会で海岸の清掃や前芝海岸、六条潟の生き物を観察したり、無料の機関紙「みなと塾」を創刊し、活動を続けています。

三河湾のあさりが不漁

日本国内のあさりの不漁が深刻な問題です。僕が子供時代の昭和のころは三河湾にしろ浜名湖にしろあさりがよく採れて潮干狩りによく連れて行ってもらったものです。報道によればピーク時の3パーセントまで落ち込みもはや高級食材になりつつあり、中国産を国産と偽る産地偽装事件まで起きています。

あさりの不漁の原因として下水道の普及が言われていますが、豊川の治水、大規模港湾施設の建設も原因と思います。加藤さんたち「みなと塾」の活動が三河湾、前芝の六条潟がかつてのように豊かな海になることを願わずにいられませんね。